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料理におすすめのハーブ

 

オレガノ  oregano

【科・属】 セリ科・ハナハッカ属

【原産地】 地中海沿岸

【利用法】

スパイシーな芳香とピリッとした辛味がある葉は、料理の風味付けやニオイ消しに最適。トマト、肉、卵、チーズ料理との相性がいい。お茶には強壮、消化促進作用がある。

★Roots&History

原産地は地中海東部から中南部。クミンやアニスと並び、古くから料理に使われてきた。日本に伝わったのは江戸末期で、観賞用として育てられていた。現在は北米、南米、日本でも栽培されている。


チャービル  chervil

【科・属】 セリ科・シャク属

【原産地】 ヨーロッパ南東部~アジア西部

【利用法】

パセリに似た香りを持ち、やわらかい風味でメニューを選ばず使える。生の葉はデリケートなので、料理の仕上げに刻んで加えたり、最後にそっと添えて。消化を助ける効果がある。

★Roots&History

ロシア南部から西アジア一帯が原産。古代ローマですでに食用や薬用として利用され、ローマ人の手によってイギリスやフランスにもたらされた。比較的、耐寒性に優れているため、現在では世界各地で栽培されている。


コリアンダー  coriander

【科・属】 セリ科・コエンドロ属

【原産地】 地中海沿岸

【利用法】

葉は強い香りを生かして、肉や魚のくさみ消しや、スープの浮き身、サラダの飾りなどに。甘い香りが特徴の種子は、ピクルスやマリネ、煮込み料理に風味づけとして加えて。

★Roots&History

原産は南ヨーロッパと地中海沿岸。紀元前のエジプトの書物「エーベルス・パピルス」に記載があり、「旧約聖書」にも登場するほど歴史が古い。香りが南京虫の悪臭に似るといわれ、名前は南京虫の意味を持つギリシャ語の「koris」に由来。


ディル  dill

【科・属】 セリ科・イノンド属

【原産地】 ヨーロッパ南部~アジア南西

【利用法】

葉は魚屋ジャガイモとの相性が特によく、つけ合わせに使えば風味が増す。種子(ディルシード)はピリッとした辛味があり、ピクルスやビネガーに漬け込むとアクセントになる。

★Roots&History

地中海沿岸地方が原産。紀元前4000年代にメソポタミア地方を征服したシュメール人によって栽培され、その後、中近東やヨーロッパに広がった。5000年前のエジプトの医学書にもその名が見られる。


バジル  basil

【科・属】 シソ科・メボウキ属

【原産地】 熱帯アジア

【利用法】

生食可能なので、ピザやパスタのトッピングに。葉は加熱すると黒くなるので、直前にのせて。ペースト状にしたオイルに漬け込むのもおすすめ。殺菌、解熱、強壮作用がある。

★Roots&History

原産はインド。もとはヒンドゥー教のクリシュナ神に捧げる植物として寺院の周囲に植えられた。また、お守りとして死者の胸にも置かれた。これが4000年前にはエジプトに伝わり、そこからローマやヨーロッパ南部に広まった。


パセリ  parsley

【科・属】 セリ科・ツバ属

【原産地】 地中海沿岸

【利用法】

生の葉を刻んでパスタやオムレツなどの料理に入れるのがおすすめ。葉はビタミン類が豊富。防腐効果も高いので、刺身やカルパッチョなどに添えるとよい。

★Roots&History

原産はヨーロッパ中南部。アフリカ北岸。古代ギリシャやローマ時代から薬や香味料として使用。栽培はイタリアで始まり、13世紀に北欧、16世紀にドイツなどで普及し、欧米で品種改良が進んだ。日本へは18世紀にオランダから。


マジョラム  marjoram

【科・属】 シソ科・ハナハッカ属

【原産地】 地中海東部沿岸

【利用法】

収穫した葉を茎ごと加えて使う。香りにあまりくせがなく、どんな料理ともよくあうので用途が広い。特に肉料理との相性がいいので、くさみ消しやソースに利用して。

★Roots&History

原産地は地中海沿岸地方。古代エジプト時代から用いられ、古代ギリシャ・ローマ時代には広く親しまれた。また、マジョラムは幸せの象徴とされ、新郎新婦の冠にするのに使われたという。

 


ナスタチウム  nasturtium

【科・属】 ノウゼンハレン科・ノウゼンハレン属

【原産地】 コロンビア、ペルー、ボリビア

【利用法】

花、葉、実ともに食用で黄、どれもピリッとした辛味があるのが特徴。葉や花はサラダやサンドウィッチに、種は酢漬けにしてケイパー代わりにマリネなどに使うのがおすすめ。

★Roots&History

原産地は南米。ペルーで発見された野生種がイギリスに持ち込まれ、日本には江戸末期に渡来した。原産地の住民が葉をクレッス(クレソン)のように食用にしていたことからインディアンクレッスの別名もある。


フェンネル  fennel

【科・属】 セリ科・ウイキョウ属

【原産地】 ヨーロッパ南部~アジア西部

【利用法】

甘い香りが素材のおいしさを引き出すので、料理の香味づけに最適。特に魚料理との相性がよく、香草焼きによく使われる。すっとした風味がある種子はピクルスに入れるといい。

★Roots&History

原産地は南ヨーロッパから西アジアの地中海沿岸地域。歴史は古く、古代エジプト時代から栽培されており、古代ローマ時代には薬草として珍重されるとともに、広く食用とされた。日本には中国から伝わり、薬として利用されていた。


ローレル  laurel

【科・属】 クスノキ科・ゲッケイジュ属

【原産地】 地中海沿岸地方

【利用法】

フレッシュ、ドライともに料理の風味づけには最適なので、好みで使い分けよう。疲労回復効果があるので入浴剤に。防虫・防腐効果もあるので米びつの虫除けにもいい。

★Roots&History

地中沿岸のギリシャ、トルコ周辺が原産地。ヨーロッパでは古くから広く使用されてきた。日本には1905年頃、フランスから移入。その後、日露戦争の勝利記念として、東京・日比谷公園に植樹されたという記録が残っている。